2022~23溝口年度クラブ標語
『働く、学ぶ、生きるよろこびを分かち合おう』
ある日の朝刊の特集記事「クラゲには脳も心臓もない」に、目が釘付けになりました。落ち着いて、クラゲは生きていることを考えると、ふと「いのちの存在」が見えてきたのです。逆に、人間は脳も心臓もあるので、特別なことがない限り、「いのち」を見ようともしていなかったことに気がつきました。このような些細なことですが、目に見えないものの尊さを感じる時、少しばかりですが、心が清らかになるような感覚を得ます。
さて、私は馬齢を重ねる中で、南クラブにはもう21年もお世話になっております。いまこのような立場になって、一応ロータリアンとしての私に問うと、責任感のなさから、真にロータリークラブのことを学ぶことなく、長きに亘り、ただ在籍しているだけのように思えてきました。
そこで、必要に迫られ仕方なく種々文書を紐解くと、早速「決議23-24」「Service above self」「He profits most who serve best」「職業奉仕」など、初めてではないですが、どこか懐かしい、私にとって難解な高い壁にぶつかりました。それらを理解しようとして消化不良を起こしながら、最終的にロータリーの中核的価値観「親睦・高潔性・多様性・奉仕・リーダーシップ」へと集約されているのかなぁと思いましたが、未だ到底理解をするに至っていません。
しかし、そのような中、ひとつ合点がいったことは、個々がロータリークラブのことを学び、そして一人でも多くの会員が、「ロータリアンでよかった!」「南クラブの仲間たちと一緒でよかった!」ということを、この一年の目標に掲げることでした。ここにきてようやく、私の中のロータリアンとしてのいのちがかすかな光を放ち始め、「クラゲのいのち」に出会ったような、清々しさを覚えております。
この一年、大きな目標の達成のために、会長標語「働く、学ぶ、生きるよろこびを分かち合おう」を、その活動手段にいたしました。従来にも増して、会員皆様には、厳しくご指導くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。